「あとね、千夏ちゃん」
「うん？」
さっきまでヘラヘラしてたのに、
突然、真剣な表情をするから、ドキッてしちゃった。
「何かあったら、いつでも言ってね？」
もしかして昴くんも、
私が知らない間に、いろいろと助けてくれてるのかな。
「……昴くんは、何でそんなに私に構ってくれるの？一緒にいてくれるの？」
“好きでもないのに”とは言えなかったけど…。
つい、聞いちゃった。
「あたりまえなこと聞いてくるね〜！
一緒にいたいって思うでしょ、普通。
千夏ちゃんは、思わない？」
「思う……」
「うん！それと一緒！」
ウソなのかホントなのかもわからない表情で言うから、真偽は分からないけど…
ほんとだと信じることにした。
