お見舞いを言ってから3日が過ぎた今日。



家に帰ると、また靴があった。
チャンスだと思って、俺は走ってリビングへ向かった。



「父さん!」



「ど、どうしたんだ…?そんなに慌てて…」



「千夏ちゃんに話した話…
俺にも聞かせてほしい」



そう言うと、父さんは目を見開いて驚いた。



それもそうだよね。当たり前だよね。



仕事の邪魔をするのは悪いと思ってる。
だけど、聞かせてほしい。



「……いいだろう。
千夏ちゃんにちゃんと話すと約束したしな」



父さんとリビングのテーブルで向かい合わせて座った。



空気が重たい。



でも、逃げちゃダメだよね……。