「千夏ちゃんとはどんな感じだ?」



「いい感じだけど」



「そうか。
まあ、手こずってるみたいだがな」



クスクスと笑う父さんは、
全てを知ってるように見えた。



まあ、千夏ちゃんと話したみたいだけどさ…。



「…千夏ちゃんとなに話したの?」



「……いろいろとな。
もう少し、お前が聞く気になったら教えるよ」



父さんはそう言って、
再びノートに視線を戻した。