1人で帰る帰り道って言うのはすごく退屈で、 ぼーっと景色を見ながら帰った。 家について鍵を開けて中に入ると、 珍しく靴がある。 …もしかして、父さんが? リビングに行くと、案の定父さんが ノートをに何かを書いてる。 多分、新作でも考えてるんだろうけど。 「おかえり、昴」 俺に気づいた父さんは、優しく笑ってそう言った。 「……ただいま」 素直になれない俺、だっさ。