恵美さんに必要なのは、真人さん自身じゃなく、
その男性なのだと。



昴くんは真人さんが面倒を見るから、
離婚しよう。



真人さんは、泣いてる恵美さんにそう言った。



恵美さんは謝りながらも、了承した。



そこからは、仕事ばかりに明け暮れる日々になった。



唯一の心の支えは、
たった1人となった、昴くんだった。