ウソつき彼氏とニセ恋愛





昴くんは中に入ってきて、
ドアを閉めてから私の手を握った。



「千夏ちゃん」



久しぶりに大好きな人の口から…
私の名前が呼ばれた。



それだけでまた泣きそうになる。



「好きだよ、本当に。
ウソなんかじゃない。
心から千夏ちゃんが、好きだよ」



その言葉の後に、急に視界が暗くなって
昴くんの香りに包まれた。



私……抱きしめられてる?

それに、今…本当に好きって……。