『ただいまー!』


オレは元気良く家に帰った。



『…おかえり。』



そこに、鬼がいた。


『今までどこ行ってたの!?』



スイミングスクールから、欠席の多さを指摘した電話連絡があったことを知らないオレは、ただただ、この鬼の千里眼に驚く。





ゆらりとラスボス…いや、「大将」も現れた!!





『勇人、どうか、お前は無事でいてくれ…!』





今夜もオレと同じく鬼と戦うであろう友に向かって、オレはささやかな祈りを捧げた…。





『完』