「えっ、じゃあ、あのイケメンは 由奈の義理のお兄さんってこと?」 あたしの話の大体を聞いた美月は、 さっきと打って変わってなんだか わくわくした表情。 「わーっ、いいなあ、あたしもあんな イケメンと一緒に暮らしたい~~!」 美月は本当に調子がいい。 「ちょっと、他人事なんだからー。 この一週間すっごく大変だったんだよ?」 「でも、あの美人で若い由奈ママなら いつでも再婚できるだろーと思ってたけど。 それにしてもさ、由奈」 美月がニヤッと笑う。