きっと恋じゃない



校門をくぐると、人だかりができていた。


「一年生のクラス掲示はこっちみたいだね」

「あっ、雅人くんありがとう

 あとは一人で大丈夫だよ」

「そう?じゃあ・・・」


またね、と手を振って、

雅人くんは3年生のクラスを見に行く。

ふう。

緊張したー。

あんなイケメンと登校して、

なんだかちょっと注目浴びてるような気もする。