桜の季節に





どんだけ走ったんだろうか




気づけば街中を外れて郊外に来ていた



「…桜?」



この街あんまこねえからわかんねーけど、
綺麗な桜並木あったんだ



柄にもなくバイクを止めて歩いた





そこに一人の女がいた



黒髪をなびかせて
涙をためながら
桜を見つめていた