ブルースカイ ~青空に恋をして~

学校に着く前からこんな風になってしまった自分が、嫌になる。



そう考えたら、じわじわと涙が出てきた。



「…平気? 入学式、遅れるよ。 あたしも、あんたも。」



ハッと前をみたら、女の子が私の前に屈んで、わたしの顔を覗きこんでいた。



……今、わたしを気遣ってくれた…?



なんて優しいんだろう。



やっぱり、渡る世間は鬼だけじゃないのかもしれない。



「あ、あ、あり、がとうっ!!」



スーパー慌てながらそう言うと、女の子はクスッと笑って、どういたしまして、と言いながらホームから去っていった。



わたしも、行こうっと。



軽くなった心とともに、私は学校を目指して歩き始めた。