ブルースカイ ~青空に恋をして~

「花咲駅ー、花咲駅ー。 お出口は左側です。お忘れ物がないよう、…」


ひさしぶりに早く起きて、うとうとしかけていたわたしは、ハっと顔をあげた。


うそっ! もう着いたの??!


外を見ると、のどかな田園風景。


車内を見渡すと、乗客は、わたしと一組の母子だけ。


いつの間にか、こんなに少なくなってた。


ああ、とうとう着いちゃったんだ。


ため息をひとつつき、閉まりかけのドアから外に出る。


同時、隣のドアから、わたしと同じ制服を来た女の子が出てきた。


ドクン


心臓が、大きく波打つ。


綺麗に二つに結わかれた長い髪。

端正な顔立ち。


なにもかも、あの人とは違うじゃない。


ほら、わたしのことなんか見てもいない。


大丈夫………!!