外で鳥のさえずりが聞こえる。

目をあけると、窓から差し込む太陽の光。

もう朝か……。

ベッドから体を起こすと、私の脳内に1週間前の出来事がフラッシュバックする。

『……俺は学校に行かないし、家からも出ない。』

『離せよ!!』

『……ごめん。頼むからもう俺に構うな』

爽ちゃんから浴びせられた言葉の数々。

爽ちゃんのお母さんは

『あの子、きっと愛梨ちゃんには感謝してるから、あんまり思い詰めないでね。いつもありがとう』

って言われたけど……。

私は本当に爽ちゃんの役にたってるのかな?