「はぁ、やっと給食室だよぉ」 先輩達をかき分け、やっとの思いで給食室にたどり着いた。 私は牛乳パックの箱を給食室に置いて、足早に体育館通路に戻った。 ――――……公塚…… 背がちっちゃいくせに生意気な。 なんて腐っても思えない。 美月ちゃんはどうにかしてる。 アイツも牛乳パック係なんだぁ――…… ちょっと嬉しかった。 「――……区部、なんだよ。 そんな所で立ちどまんジャねぇ。」