窓をあけているにも関わらず、相変わらず風が入ってくる気配もなく、凛々しい太陽が私達の集中力を奪う。 私達のせめてもの救いは授業中、友達との手紙交換だ。 本当は禁止なんだけどね… これくらいしないとやってけないっしょ… 偉いなぁよっチャンは。 真面目にノートに写している。 私達はいつのまにか仲直りという形につながっていた。 やっば……眠い…… 「──……部さん。区部サン!」 んんっ………よっチャン?起こしてくれたんだ。