私があなたに残す物

波留を車に乗せて





車はゆっくり走り出す








“どっか行きたい所決まった?”







“別にどこでもいい”





無愛想な波留を見て







ムッときたが
せっかくドライブに来てるんだからと思い直しその辺をぶらぶらするかと決めた









“そういえば波留っていくつ?”







“え⁇言ってなかったっけ?
14歳!中学2年生だよ”





そう笑いながら言う波留に
俺は開いた口がふさがらなかった










“ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅーにっっ⁈!