私があなたに残す物

“波留、着いたよ”








その声を聞きやっと波留は顔を上にあげた















俺は黙って車を降りた








波留もそれについてくる









家の鍵を開けて








波留を中に入れた








波留は玄関で止まったまま
中に入ろうとしない







“波留?中おいで?
大丈夫、俺はなにもしないよ、
今暖かいココア入れるから”












その言葉を聞いて波留は
ゆっくり家に足を踏み入れた










波留に暖かいココアを入れて
差し出す









“波留?なにがあったの?”










波留はココアを手で持ったまま











“あたし、、あたし、、”





と言いながら泣き出してしまった









俺は波留の隣に行き黙って波留を抱きしめた








俺が抱きしめた時



波留の体がビクッとなるのを見て







俺の予想は的中だな、、、





そう思っていた