“暇だけど、、、”
“だったら俺と遊ぼうよ
この近くに俺の家あるからさ”
“いいよ”
行く当てもなかった私は
寂しさを紛らわすために彼について行く事にした
ガチャガチャ ギー
男は言う通り公園のすぐ近くの
アパートに住んでいた
タバコの臭いが充満する部屋
その臭いと共に聞こえてくる
男達の声
ガチャ
後ろで鍵の閉まる音がする
“え、チョッ友達いるの聞いてない
てか、なんで鍵しめんの?”
“うん、言ってない”
そうにっこり笑いながら
男は私の背中を押してくる
“ちょっ、触らないでよ”
“まぁまぁまぁ中に入りなって
皆んなに紹介したいし”
無理やり背中を押されて
中に入れられる
玄関から少し歩くと
またドアがある
そのドアの前で立ち止まる
男の足音が聞こえない
そう思い振り返った瞬間
男によって私は口にタオルを挟まれ
後ろで縛られる
“よし準備オッケー”
男に後ろから両手を掴まれ
男がもう一つの扉を開ける
ガチャ

