ご飯を食べて終わってから
下をうつむき
何も言わない波留
どうしたんだ?
“どうした?波留?
お腹痛いのか?”
“ううん、ご飯美味しかった!ごっつぁんです”
ハッとした顔をして
少しおどけてみせる波留
そんな波留に俺は笑って
“遅くなるといけないし帰ろっか?”
そう言いお店を出た
車に乗せた波留を
いえまで送り届け
俺は家に帰った
俺が去っていった後
寂しげな顔をして
家から出て行く波留に気づかず、、、
波留、、、
俺があの時に波留の暗い顔の理由を
知ってて
波留が寂しくなくなるまで
一緒にいたらあんな事はおこらなかったよな、、、
ごめんな、波留

