ラブレターを君に



俺が?……あの娘を?……略奪する?って、そんなこと…この俺が?………


このスケジュールが押してる時に……


あんな……会ったばかりの、訳の判らないような17才の女子高校生の為に?



お嬢様過ぎる…世間知らずな、そのくせ、人の心の中にどんどん入って来る。



何なんだ!何故か気になって仕方が無い………



メンバーとの諍いや、確執……仕事が進まないことへの不満や、持って行き場のない焦り、それらを考えるのすら、忘れてしまった。



どうやって、あの娘を、助け出す???………



まず…時間を作ることから、始まった。


余計なことを考えてる暇は、無かった。


仕事を進める為に、今までに無く、集中する事で、以外な結果を産んだ。


今までの悩んでいた自分が………一旦何処へ行ったのか……



ふっと、思い付いた。


星を見れるスポットを先日調べてあった!そこへ連れて行こう……


自分自身初めての体験なわけだから……何か今まで経験したことの無い気持ちが、ふつふつと沸いて来た。


この俺が?ファンでもない、何ら関係のない?娘の為に、こんなにも、夢中になってる………