ラブレターを君に

そんなある日のこと~



スタジオに詰めて居たカズにレコード会社の方からカズ本人と話しがあるとの連絡が入った。



カズが出向いて行けない為に、スタジオ内の控え室にて話す事となった。


何でこんな忙しい時を選んで来るんだ。と内心怒りを覚えながら、部屋に入って行った。


中には、以外…何故か事務所の社長までもが、うち揃っていた。



(何の真似だ……この揃い方は?)


(レコード会社 社長)
「カズさん…こと神谷 一人(かずひと)さんですね?最近の貴方の活躍は、我々も、目を見張るものがありますね。若い人達からも、絶大な支持もありCDの売上げも、出せば必ず上位じゃないですか!凄いですね!我々からすると、誠に有り難い事………ですが……(ちょっと言い辛そうに)今回ちよっと…問題が起こりましてね!………まぁっ、些細と言えば、些細なことなのですが……」



(事務所社長)
「………ちよっと、ある筋から……君の活動に……横やりが入ったんだよ!くだらないったら……まぁっ、いわゆる…脅かしみたいなもんかな?でも、大したことじゃない、君が判ったと言えば、もうっ、もとの通り、今まで通りに、進むのだから、此処で、そのっ、条件ってやつ?を呑めば、軽い話しだからさ!」



(kazu)
「その、くだらない条件ってのは…一体何なんですか?」



(事務所社長)
小声で聞いて来る 「岩崎とか言う大学教授って、何でお前のことを知ってるんだ?何かあったのか?……まぁっ、良いから!そこの、お嬢様に……」



(kazu)
話しの途中で理解出来た…
「そんなくだらない脅かしに屈してしまう程のバカではありませんので……構いませんので、どうでもしてください!……」


部屋を出て行こうとする……



(レコード会社社長)
「君が今一番願っている…ファンの為に届けたい音楽を…諦めるつもりか?……どうなんだ?……」



ドアを思いっきり強く閉めて立ち去る。