美亜の叫び声が聞こえたのか、母親が急いで駆けつけた。 「美亜…美亜!!どうしたの!?」 カチリ。 電気は、母親の手によっていとも簡単に点けられた。 「お母さん…!あのね、停電で、顔が、怖くて…!」 言っている事が滅茶苦茶で、支離滅裂だ。 自分でも何を言っているかがわからない。頭が混乱して、涙が出て来た。 母親は、小さい子にするように彼女の背中をさすった。 「大丈夫…大丈夫だからね。お母さんがいるから…」 母親の腕の中は、暖かく、優しかった。