記憶のその先

〈あ゛?お前誰だよ〉







イラつく、とっととひなから手を離せ







『その汚ねぇ手をどけろっつってんだよ』







やっとひなから手を離した







『ひな』







あぁ、やっとひなに触れられた






〈おい、てめぇ誰だ〉








うぜぇ、俺は黒夜組を象徴する指輪を輝かせた








〈なっっ、お前…黒夜組の者かっ!〉









『チッ、消えろ』








〈……っ…〉








男は去っていった








チッ、消しとくか








『ひな、大丈夫か?』








ひなは不思議そうな顔で俺を見てくる








そんな可愛い顔で見んなよ