奏はあんな風に考えてくれていた。
だけど私は、自分のことで精一杯で…
奏にはほんとに申し訳ないことをした。

でもこんな私のことを、まだ好きでいてくれていたなんて。
私は、どうしたらいいんだろう…

そんなことを考えている今はというと、塾に向かうバスの中で。
由紀にメールを送信。

そうこうしていると、塾に着いてしまった。
塾が終わって、またバスに乗る。
メールの通知ランプがピカピカしてる…
由紀かな、京弥かなって思いながら開くと、由紀から返信がきていた。珍しく京弥からは来てなくて、ちょっと不安になっている間に家に着いてしまった。