ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》

アタシたちは
ベンチに腰を下ろし、
西に沈む太陽を眺めていた。


綺麗なオレンジ色の空が、
懐かしい気持ちにさせる。



「…なあ??
俺が小学校の頃、
下校中にいじめられてたとき、
ユリが助けてくれたの…
覚えてるか??」


「え??
そんなことあったっけ??」


「あったよ!!忘れたのか?!
ランドセルを後ろから揺する奴や、
ミミズを顔に近づけようとする奴が居て、
俺が“やめろ~”って泣いてたら、
ユリがそいつらにとび蹴り入れたんだぜ」


「え???
そんなことあったっけ~。
でもあったような気もするような…」



話の内容から、
正義の味方風だけど…
また、とび蹴りか…(~_~)