ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》

コウシside



―1、2、3、4、5、……



俺はアキレス腱を伸ばしながら、
ゆっくりと息を吐く。


熱気溢れる控え室には、
俺と同じぐらいの歳から
25歳ぐらいの奴が似たように準備体操をしていた。


今日は俺にとって、
初めての大会。


大会と言っても、
ジムが主催する新人のための大会だから規模は小さい。


でも今までの成果を見せる機会であり、
姉ちゃんや友達…
そしてユリに俺の頑張りを見せるチャンスだ。