ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》

マサキはアタシの顔を覗きこみながら、
「大丈夫か??」と何度も気遣ってくれる。



小さい頃は気弱なマサキだったけど、
今はとってもカッコ良くて、
優しくて…。


こんなところ、
マサキの彼女に見られたら、
怒られちゃうね…。



アタシはゆっくりと顔を上げ、
マサキから差し出されたティッシュで
もう一度、鼻水を拭き、涙も拭いた。



………あぁ。



ぼやけていた視界が
スッキリしたのと同時に、
教室の扉の陰で呆然と立っている
コウシの姿が目に入った。



「……コウシ??」



その声に、
マサキも振り返りコウシの姿を見る。



コウシは
アタシとマサキから視線を逸らし、
走り出してしまった。