すると、急に横から声がした。

「へぇー、お前空が見たいの?てか、空が見たいってどういう意味?」

窓から見えるっしょ?

そう続ける少年は不思議そうに首をかしげた。

「私は中から空を“眺めている”だけで実際には“見て”いないから・・・。それよりも、あなた誰ですか?」

「俺?俺は神木 玲夜。よろしくな!」

「はあ・・・。」