風が吹いて、ざわざわと木々が音を立てた。 そして、くるくると空を飛び回るたくさんの鳥達。 私はこんなにも沈んでいるというのに、鳥達は能天気に飛び回る。 「お前のことなんか知るかよ。」 そんなことを言ってそうで、何だか少し怖い。 私、鳥にまで嫌われたのかしら。