そうやって気持ちいいほどの食べっぷりを見ていたルーベルトは、ルミがじっとこちらを見ていることに気づいた



「ん?」


「・・・ルーク、食べないの?」



あぁ、そういえば自分は食べてなかったなと、思い出す



「そうだね、1つ頂くよ」



そうやって1つを口に運ぶ



「うん、変わらずおいしいね。今度褒めておかないと」



「ん、おいしい」



そう言い合いながら、ルーベルトはルミの頭をゆっくり撫でた



それに気持ちよさそうに目を閉じるルミ




それを和やかに見つめるルーベルトの瞳はどこまでも甘かった



2人の間にはいつも和やかな時間がすぎる



それを二人とも心地よく感じていた



こうしている間は、日頃のどんなことでも忘れられるのだ