次の日の朝、リビングに行くと、親父に声をかけられた。 「あのー、昨日の、鈴木さんと言ったっけ。 あの子、意識戻ったよ」 「あっ、良かった!」 なぜ自分は、こんなにも安心しているのだろう。 あの子の発見者として、心配しているのか。 きっとそうだ。