「要」





優しく私の名前を呼ぶと、見せるように私の薬指にチュッとキスをした



薬指に…っていうのに



またドキンドキンと心臓が高鳴る





「俺も、好きだから
ずっと前から…お前のことだけ見てた

要だけは…絶対譲らねぇ」




私には勿体ないくらいの甘い言葉



悪魔な君の甘い誘惑



私はそれに、すっかりハマってしまったんだ




お互いの視線が交わると




惹かれ合うように、唇が優しく重なった





悪魔の甘いキスは




さらに私の心を奪っていく





今日も


明日も


明後日も


明明後日も…




この先ずっと




私の心は悪魔な君に奪われたままなんだ






「新…大好き!」











*END*