それにつられ、私もなんだか眠くなってしまう




美神の胸に顔を疼くめる





「…お前、男に隙みせるなよ…

男はみんな狼なんだからな…
今日のだって…木下の笑顔に騙されんなよ
あいつはただのバカなのかわかんねぇから…」




ボソリと何か言っていたが、私にはその意味がよくわからなかった



たくさん話すと、子供のようにスヤスヤと眠りにおちた美神




美神にも子供っぽいところってあるんだ…




微笑ましくなり、クスリと笑う




美神が寝たのを確認してから、ギュッと
自分から抱きしめて瞼を静かにとじる




美神と両想いなんだ…




ますます文化祭が楽しみになり、私の頬は自然と緩む



数分、静かに瞼をジっと閉じていると




いつの間にか私も、夢の中へとおちていった