シーンとしてる教室の中、こころんがめんどくさそうにポツリと呟いた





「メイド喫茶とか男装女装カフェとかあるならもう仮装とかでもいんじゃない?」




"早く決めてくれ"と言わんばかりに頬杖をつきながらそう言ったこころん



こころんの呟いた言葉にみんな反応して…






「いいじゃんそれ!!」



「仮装カフェとかは!?
接客の人はお化けとか魔女とか仮想してるの!」



「10月、ハロウィンもあるしな!!

客からお菓子ねだってこうぜ!!」




一気にワァッと盛り上がっていく教室内。



こんなに反応すると思ってなかったらしく、こころんは大きな目をさらに丸くしていた




先程とはガラリと雰囲気が変わり



ワイワイと良い雰囲気になっていく





そんな皆の様子を見て、こころんが小さく微笑んだのを私は見逃さなかった