「んっ〜〜〜おいひぃ〜〜」




口の中いっぱいにケーキを頬張り、幸せオーラ全開の私



そんな私をみて「リスみてぇ」なんて言って、美神はクスクスと笑った




「…そほそほこらえへよ(…そろそろ答えてよ)
なんれ、ケーヒバイヒング?
(なんで、ケーキバイキング?)」



「飲みこんでから話せ」



ゴクンッと一気に喉に通す




「そろそろ答えてよ!
なんでケーキバイキング?

なんでもいうこと聞けっていうのは…?」




「俺1人じゃ、こんな女ばっかのとこ入れねぇだろ?
だから、俺とケーキバイキング行くぞってのが俺の命令なわけ」



そう言って、モグモグとモンブランを口に入れて幸せそうに食べている



確かに周りを見渡せば、女性のお客さんが比較的多い


あとはカップルで来てたり……




「それから、学生カップルは半額になるしな」



あれ、そういえばなんかそんなことさっき聞いたような…?




「でも私達カップルじゃ…」



「周りから見ればカップルに見えるだろ
半額になるし、ラッキーじゃん」



ドキッと心臓が鳴る



周りから見ればカ、カップルに見えるのかな…