「もう美神わら『完全下校の時刻です。教室にいる生徒は〜』



笑わないでよ!と言おうとしたが、ちょうど放送が流れ遮られる




「あれ、今日おわり?」



こんなはやいっけ?と放送を聞いて不思議そうにしている美神



そうだった…!



そのために屋上まで迎えにきてたんだっけ




「先生たちが出張で帰りがはやくなったんだよ

それで美神のこと迎えにきたの!」



そう言うと、嬉しそうに頬を緩める美神



なんでそんな嬉しそうな顔して……




「俺のことわざわざ迎えきたんだ
最初はあんな帰るの嫌がってたのにな?」



「ばっ…ちが…!
そ、そういう意味じゃなくて…えっと…」



必死に言い訳の言葉を探すが、なかなか見つからず言葉に詰まっているとニヤニヤと笑う美神





「〜っ!!
もう私は帰るからね!」



「待てよ

罰ゲーム、俺のいうこときくって約束だろ?」



美神に腕を掴まれる。


あ、あついのは気のせい…だよね?



美神に触れられたところが熱く感じたのは


きっと気のせいだ