なんとかギリギリセーフで間に合い、望月のことも助けることができたけど




「…ごめんな」




望月の寝顔を見つめていて、そんな謝罪の言葉しか出てこなかった



俺じゃなくて…


真歩に助けてもらえたほうが


こいつは嬉しかったか…?




そんなことまで考えてしまう。




「要…」




優しいキスを触れるようにたくさんしたい。



そういうのは付き合ってからだと自分できめたのに…今すげぇお前にキスしたい…



文化祭まで、あと2週間くらい。




お前は、少しでも俺のこと好きになってるか?




俺は、日に日にお前への気持ちが大きくなっていく




最初は影でみてるくらいでよかったのが


どんどん欲張りになって


俺のものにしたい


キスして…めちゃくちゃにしてやりたい



そんなことまで思うようになった。




スヤスヤと寝ている望月に吸い込まれるように



顔を近づけキスをしそうになる。



あと数センチで、奪えるのにな…


これで寸止め、3回目だぞ


そろそろきついわ




───チュッ



首元にチュッと軽く吸いつくと、薄くて小さな赤い印ができた



ほんとはもっと濃い印をつけたかった



これくらいじゃ、1日で落ちるだろう。