『歩美side』
「今からスノーボードするからなー。やったことない奴手ぇあげろー?・・・女子が多いな。」
あっ尚人と腕組んでんだ人・・・初級なんだ。
良かった。
「1、2回やったことある奴ー中級な~」
私は上級か。
楽しむか。久しぶりだしな。
リフトに乗って頂上まで上がる。
あっ美香も上級みたいだ。
よし。行くか。
「あゆみん待って~」
「は?一緒なのか?」
尚人も一緒なのか。
「もぅ行くぞ?」
「はいは~い。OKで~す」
はぁ・・・反応に困る。
シューとすべる。
ジャンプ台行くか。
膝を曲げ体重を前にかける。
飛んだ。
空気冷たくて気持ちがいい。
着地もできた。
「キャーーーあゆみんカッコイイ~」
「美香・・・キモイからやめろ。」
それから何回か滑り・・・夜。
「あゆみん恋の話し聞かせて?」
「は?!なっ・・・尚人の?!」
この部屋は2人部屋。だから・・・美香にいじられまくる。
「ほら~。なんか名前で呼んでるし。いいとこまでいったんじゃないの?」
「それは・・・尚人が言えって言ったから」
「ふぅん?」
ニヤニヤと見てくる。
「なっなんだよ?」
「キス・・・したの?」
「はっ?!いやっ・・・はい。」
「マージーでー?!・・・良かったじゃん!!!」
「ってか・・・美香は中岡とどうなんだよ?」
「えっ?!えーと・・・」
「あー。いい感じなんだ。」
「えーと・・・うん。付き合ってます。」
「キスしたの?」
「へ?・・・えっと・・・うん。」
「ハハッお前可愛いな。」
ナデナデしてあげたら・・・
「あり・・・がと。」
・・・。美香可愛い。