好きとか。





次の日の学校で
廊下を歩く美月を見つけた。


美月も俺を見つけると
嬉しそうに近づいてくる。



『美月、おはよ』

『おはよ!爽くん、昨日は送ってくれて
ありがとね』

『うん。』




…もっとうまく返事がしたいけど
昔からこんなだし、無理なんだよな。


でも美月は俺のそっけなさを
全く気にしてないかのように

辺りをきょろきょろした。






『爽くん、1人?うっきー達は?』




探してたのって宇木か。

…やっぱ宇木の事、好きなんだな。





『あいつら来るの遅いから
俺、ぼっち』


『私も同じ!愛達、来るの遅いの。』




そう言いながらもなぜか
嬉しそうにする美月。


…変な奴。




でも変な奴とか思いながら
まだ一緒にいたいとか思ってるから


俺も変な奴だなっ。




『じゃあ、ぼっち同士一緒にいよ。
俺、一人でいるの、なんか苦手。』


俺がそう言うと美月は一瞬びっくりした顔を
したけど、すぐにクスクス笑った。





『爽くんって意外と寂しがり屋なんだね!』


『は?うるせぇ』



笑ってたのって、そこかよ!