まじか、俺は帰るかな。
カラオケとか嫌いだし。
しかもあの宇木のテンションからすると
女がいるっぽいし。
でもとりあえず帰るって伝えに行くとするか。
俺は教室を出て宇木達がいるところに
歩いて向かった。
たしかこのあたりから声が……
キョロキョロと教室を覗きながら
歩いていくと
あ、いたいた。蓮。
……って、あれ?ここの教室って
八木 美月のクラスだ。
『あ、爽ならもうすぐ来るよ。
あいつ無口でマイペースだから
いつも勝手にいなくなるの。』
教室の中から宇木の楽しそうな声。
…ったく、宇木のやつ、
すぐ俺のこと子供扱いしやがるんだから。
まあ、別にいいけどさ。
『へぇ、そっか!』
そしたら明るく弾んだ声が
宇木の奥から聞こえてきた。
………え?この声って、、
八木 美月………??
俺は確かめるために教室の中に入った。
『わり、待った?』
そんなこと普段言わない俺。
かっこつけてる事に自覚はある。
だって八木 美月がいるから。

