『きゃあ!!今、優馬がゴール決めた!』





喜びすぎた私は自分でも気づかないうちに
爽くんの手をとってはしゃいだ。



そう、今日は待ちに待った優馬の
サッカー観戦日。



私と爽くんは優馬の学校の広い運動場の
端っこで2人で応援してる。





『優馬ー!超かっこいい♡♡』


『きゃぁ♡優馬先輩、素敵!!』





少し遠くではたくさんの優馬ファンの
女の子が黄色い声援をあげていた。



さすが優馬!幼なじみの私は鼻が高い!



でも



『凄いね、あの子達の応援…』



なんでだろ、ちょっと嫉妬してしまう。




『美月も人の事、言えねーけど』

『え!!!!』






爽くんは薄く笑いながら呟いた。







うそ!私もあんなかんじなの!?