隣のクラスを尋ねると
そこには爽くんはいなかった。
まだ美優って子と一緒にいるのかな。
チクリ
だめだ、心臓が痛くなってきた。
『うっきー、おはよ!
ねぇ、爽くんは??』
うっきーは相変わらず蓮と
いたから近づいて話しかける。
今日も銀髪が眩しい。
『おはよ!え?爽?
俺、朝から見ないけど。な?蓮。』
『俺、見た見た。
爽なら朝、女といたよ。』
…………やっぱり。
『どした?爽に用あるんだろ?
呼ぼっか?』
『あ!ううん!いい!
もう、………わかったから』
『え?やぎ〜?大丈夫か?』
つらい。
爽くんが今、
違う女の子といるのがつらい。
『もう!うっきーのわからずや!
やぎは爽くんの事が好きなの!』
私がしょぼんとしてるのをおどおどしながら
心配してるうっきーに愛が怒った。
そしたらうっきー、宇宙人でも
見たかのように驚く。
『ええ!!まじで!!知ってたか?蓮』
『うん、てか、普通気づくだろ』
さすがうっきーの鈍感。
私は半べそになりながらも
うっきーを睨んでいると
ぎゅっ
愛が抱き締めてきた。
『やぎ!大丈夫!きっと彼女じゃないよ!
確かめなきゃ分かんないじゃん!
泣いちゃだめ!!泣くのは本当に
失恋しちゃった時だけだよ!!』
…………失恋。
『愛〜っ!そうだよね!
私、確かめたい!!』
まだ彼女って分かってないし、
私の早とちりかもしれない!
ここは爽くんにズバッと聞いて……
『…え?蓮??』
気づいたら蓮が私の手を握っていた。
愛も気付き私から離れる。
『なになに、蓮ったら
もしかしてやぎのこと………』
『え!!まじまじ??』
うっきーもまた驚いて
私と蓮を交互に見てる。
『ほら、確かめに行くんだろ
俺、どこにいるか知ってるから』
『え、あ!うん!!』
蓮は真顔で私に頷き、教室を一緒に出た。
『なになに、あいつら出来てんの!?』
『なわけ!やぎは爽くんの事が好きなのに』
『え?じゃあ蓮の片思い?』

