優馬の部屋は相変わらず綺麗。
そう思いながら
辺りをきょろきょろしてると
『あ、この写真!』
優馬の机の上には
中学の体育祭で撮った私と優馬の
2ショットが飾ってある。
『ほ、ほら背景の青空が綺麗だろ?
それで飾ってるだけだからっ、!』
優馬は慌てながら手でサッと
写真を隠した。
なんで隠すんだろ。
『私もそれ飾ってるよ!
青空じゃなくて2人で写ってるから
私は飾ったんだけど…』
優馬は違ったみたい………
なんか、ショック
『え?!美月も??
ってか、なんでそうゆうの
はっきり言えちゃうわけ?
俺がヘタレみたいだろうが!』
『え?なにが??』
なんで優馬、顔真っ赤なの……
私は優馬のおでこに、そっと
手のひらを当てた
『な、なんだよっ…』
『んー、熱は無いみたい……』
なんかどんどん赤くなってくけど
なんなの??
変な優馬〜〜。
『もっ…、いいだろ、、?』
優馬は私の手のひらを掴んで
おでこから離した。
小さい子みたいな扱い方されたから
恥ずかしくなったのかな?
そしたら優馬は掴んだ手をそのまま
引っ張ってベッドの上で腰を下ろした。
私も同じように隣に座る。
『優馬?どうしたの?』
『お前さ、彼氏とか出来た?』

