学校へ行く準備して、丁度良い時間になったので部屋を出ようとしたら、

隣の家の方から窓を開ける音がした。

その物音につられ、その方向を見ると…

「はよ…朝早くね??」

隣の家の那智が、窓を開けて目を擦りながらそう言った。

バッドタイミングかナイスタイミングか…。

「ごめん、先輩に呼ばれてるからもう行くね!!」

うん、嘘ついてる部分はない。

ただ、黒賀先輩と恋人っていうのだけ隠してるだけで…。