「朔菜ちんお帰り〜。白間先輩撮れたん??」

ずっと私の帰りを待っていてくれたのは、

幼馴染みの氷室 那智。

男だけど、高校生になってもずーっと変わらない関係でいる。

「撮れた…けど…」

さっき起きた出来事を言おうとしたが、

さっき黒賀先輩に口止めされたことを思い出す。

『もし他の人に脅されてるだの言ったら写真の事言うから』

もし那智にでも言ってしまったら私の人生が終わる…!!