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バスケ部に入って、しばらくたった。



中学みたいに強くないから、練習も人間関係も楽!




ただ…


大也センパイだけは『鬼』だ!



ちょっと、走るスピード緩めただけで怒鳴られる。



練習なんてサボったらどーなるか…


考えただけで、サボる気なくす…





昼休みも練習するってことで、体育館で飯を食ってるオレら。



せっかく近くの席になれたんだから、本当は、教室で食いたいのに…




練習を終えて、教室に入ろうとすると…




相川さんと、高梨さんの声。




ん?




バスケ部の話してないか?




えっ、ヤベー嬉しいかも?!






「何話してるの ?」



冷静に…



自然にだぞ…



「バスケ頑張ってるなぁって話してたの」



相川さんがサラッと答える。



やっぱりか?!




「マジで?

オレがいないときにも、話してくれてるなんて嬉しいよ!」



口角が上がるのを隠せず、席に着く。