「どーゆーことなの?」 わけがわかんない!といった顔で高梨さんが智哉に聞く。 「何もないよ。 オレらは、『急に』バスケがやりたくなっただけだから。 気にしないで。 翔平、帰るぞ!」 イライラを抑え切れない様子だけど、ギリギリの王子様口調でそう言うと、サッとカバンを持って行ってしまった。 「中田くん?」 相川さんに声を掛けられたけど、今話したらプレミアムチケットのこと話してしまいそうで… 「相川さん! 大丈夫だから! またね!」 智哉を追いかけた。