あ…れ…は…?




一番後ろは、高梨さん…




その前は…





相川さん…




オレの後ろってことだよな…





望んだことだけど、こんなに簡単に叶っていいのか?




もしかして、神様がオレのヘタレぶりに呆れて、応援してくれたのか?!




だったら、オレは頑張らなきゃいけないんじゃないか!!





智哉が、高梨さんに声を掛けたのを見て



俺も




「よろしく」




机の位置を確認しながら、声をかけた。




驚いた顔をしながら




「花火大会のときは、

迷惑掛けてゴメンね…」



「あぁ、気にしないで。

花火見られたし、楽しかったね」





「ありがとう!」



ニッコリ微笑んでくれた。




この顔だよ…




夏休みの間中、ずっと見たかった顔は…






やっぱりオレは、相川さんのことが好きだ…



神様が頑張れっていってくれてるんだから、




よし!




一緒に帰れるか聞いてみよう!




2学期からのオレは違う!!