翌日、何処にするか迷って、ノートが広げやすいファミレスになった。



注文して、早速問題集を広げる。



やっぱり苦手な数学を、出してきた。

他の教科は、どれも問題ない。




基本はわかってるから、あとはコツだけ。




苦手な子は、問題を見るだけでムリって諦めがちなんだけど、数学って取っ掛かりさえ見つけられたら後は簡単なんだ。





料理が運ばれてきて、勉強は一旦やめる。





「翔平は、なんで英語話せるの？」



そー言えば話したことなかったかぁ。



「親戚に、英会話の先生がいるんだ。

小さいときから、通わされててね」


「あんなに話せたらいいよね」



「遊実には、負けるよ…

次の、ホームスティの予定あるの？」




遊実と一緒にいたいけど、遊実の夢も応援したい。


夏休みにも行っていたと後から知った。



「うーん…

本当は、冬休みにも行きたかったんだけど、ちょっと予定が合わなくて…

春休みに行けたらって計画中！」



美味しそうに、グラタンを食べながら



キラキラした目で語ってくれた。




冬休みはいるんだ。


「じゃ、初詣は一緒に行こう！

遊実とたくさん思い出を作っていきたい」




ハンバーグを食べながら、オレは遊実と一緒に居られる喜びを感じてた。