「見つからないですか?」 ほら、来た! 王子様口調でイライラMax。 なんだかんだ言いながら、オレをすぐに助けてくれるんだ。 「あぁ、オマエの探し物を見つけてやった」 倉庫から出て、知里の横を通り過ぎる。 「…なんでこんなとこに?」 智哉は、目を見開いて立ち尽くした… 「女子に囲まれてた。 じゃ、あとはよろしく! 備品持ってくから!」 智哉の横を通るとき 「ラストチャンス…」 それだけ言い残し、体育館に向かった。